ロミー家では、ワインは、1700年に始まった一族の伝統です。1815年のナポレオンの土地台帳が、ブドウ樹はボジョレーの最南、モラセに植えられていたことを証拠づけています。

ドメーヌに2000年に転機が訪れます。後継者の二コラが、新しいワイン醸造の追求を目的とした世界のブドウ畑巡りを終えてドメーヌに戻ってきます。彼のクリエイティビティとアイデアは、法的枠組みはもちろんのこと、一族の姿勢にも適っていることが基本となっています。

ボジョレー・ヌーヴォーが人気を博している中、二コラは別の方向に目を向け、ボジョレーのロゼを造りだす決断を下しました。二コラは、シャルドネなどの新たなブドウ品種を植えることで、果実味豊かなしっかりとした個性の白ワインを創り出すという考えを追求しています。

詳細

栽培面積  • 25ヘクタール

ブドウ品種 • ガメィ・ノワール、ピノ・ノワール、シャルドネ

アペラシオン • AOPボジョレー、AOPボジョレー・ロゼ、AOPブルゴーニュ

特色 • ピエール・ドレのクロ・ド・ラ・シャペルに位置した4ヘクタールにわたるシャルドネの畑!

ブドウ畑は、「フランスのトスカーナ」と呼ばれるピエール・ドレに位置し、黄色の粘土質石灰岩土壌です。このタイプの土壌は、シャルドネ種に非常に適しています。

二コラが地理生物学者に鑑定を依頼した結果、彼のブドウ畑の幾つかの区画はブルゴーニュのヴォルネイと同様の特性を有していることが分かりました。この鑑定結果から、ピノ・ノワールを植えるという考えが生まれ、2015年に最初の収穫が実現したのです。

ドメーヌの哲学は、減農薬栽培と有機栽培の中間の農法を実践して畑に最も適した取り組みを行うことです。ドメーヌ・ロミはこうした論理に従い、10年前からテラ ヴィティス(Terra Vitis)の理念である「ワインの愉しみ、生きた土壌( plaisir du vin, terre vivante)」を導入しています。

二コラは、健全で完熟した果実、そしてしっかりとした風味を得るために、各区画のポテンシャルにブドウの収量を調整しています。そして、仕込み時に、全ての区画のポテンシャルを全て維持しています。全ての取り組みは、ブドウを中心に行われます。e.

ブルゴーニュ・シャルドネ

ボジョレー

レ・ピエール・ドレ

ボジョレー

アンペリアル・ロゼ

ドミニックとその息子の二コラがドメーヌを率いています。8月15日に二コラが初めてのブドウの収穫を行った2003年は、如何なる面でも「かつてない」と祖父が言ったように、例外的な年でした。

 

お問い合わせ : Domaine Romy, 1090 Route de Saint Pierre 69480 Morancé

contact@domaineromy.fr

二コラは多様化を信じ、区画毎のテロワールに応じた品種のブドウを栽培し、そのブドウからワインを創り出すことで評判を築きました。2008年の「リヨンのガストロノミー」で「本年のヴィニュロン」賞を受賞しています。

 

ボジョレーの南で育つガメィは、美しい淡いピンク色を呈し、アロマの香る素晴らしいロゼを生み出します。